NAGRAのISを買取致しました。
10月最初の買取お知らせです。今年も残すところ2ヶ月ですね!ここ最近、オーディオ入荷についてのお知らせが少なくなっていますが、大変珍しい製品がやってきておりますよ!
こちらはNAGRAの希少なISです。
NAGRAといえば、テープデッキの分野では最高峰とされているブランドですね。スイスメーカーならではの超高精度かつコンパクト性を重視した音響機器の開発を得意としていてます。テープデッキによる録音が主流だった時代には、映画撮影や音楽録音にはもちろん機密組織の活動用といった特殊な分野にも至るところで使用されていました。
NAGRAの製品の特徴といえばなんといっても小サイズと高音質に優れている点です。
50年代のオーディオ用のテープデッキといえば、据え置きの物では30キロ以上の重量があるのは当たり前で、携帯タイプでもかなりの重量がありました。 そんな時代に登場したNAGRAのデッキはわずか5キロにも満たないもので、それでいて音も良く壊れづらいという夢のような内容でした。
設立から1980年代にかけて多くの型が世に送り出されましたが、NAGRA3とIVは特に画期的と評価され、現在でも多くの方が愛用されています。
特にIVをベースにステレオ対応に改良されたIV-Sは、ここ日本では一番人気の高いモデルだと思います。
ちなみに、今回買取でやってきたISは、歴代機の中では中古品の出物がかなり少ないお品物です。高い耐久性と機能を追及した結果として出来た、このテープデッキというよりは何かの精密機械のようなデザインはとにかくかっこいいですよね~!
アナログからデジタルに切り替わり始めた1990年代に入ってからは、デジタルレコーダーなどもラインナップに加え、現在でも最先端の技術を取り入れた製品を作り続けています。基本的にはプロ向けがメインだったのですが、最近では一般向けのオーディオ用も手がけるようになりました。個人的にもとても興味があるのですが買取による出物はまだ少ないです。
1997年にはソリッドステート型のコントロール・パワーアンプに加え、直熱管845をプッシュプルで使用した高級モノブロック管球アンプのVPAを発表し、オーディオ界に大きな反響を呼びました。タワー型のシャーシの頭に845が二本取り付けされている独特なデザインは一度目にしたら忘れられないほど強烈です。VPAはその後10年間以上にわたって、フラッグシップとして発売されていましたが2011年に一度生産完了となりました。ですがファンから再販希望の声が集まり、それに答え再度デリバリーが開始されています。
その他、2000年に入ってからもラインプリアンプのPL-Lや最近ではCDプレーヤーも加わり、ホームオーディオとしてのNAGRAの地位は高まる一方となっています。
当店ではNAGRAを高額にて買取を行っています。テープデッキは経年劣化による難有りがつきものですが、そうった状態でも買取が可能です!
こちらをご覧の方で気になることなど御座いましたらぜひ当サイトまでお越しください!