伊藤喜多男氏のアンプを高額買取中
長年オーディオに興じている方やビンテージオーディオ、とくに真空管アンプに強い拘りを持っている方であれば、伊藤喜多男氏をご存知だと思います。
同氏は1912年、東京生まれ。
幼少のころから電子工作をはじめ食、機械、美術などのさまざまな分野で自身が興味を持ったことに妥協なく追究する人物でした。
その熱意は並々ならぬもので、伊藤喜多男氏にまつわる逸話の一つには当時導入されたばかりの音声付きの映画館に感動を覚え、自身で同様のオーディオシステム(トーキー)を作り上げてしまい、映画館に提供していたという話もあります。
また伊藤氏はとてもユーモアに富んだ人物で、著書を見てもその独特な口調と深い知識で解くオーディオ論は強く惹きつけるものがあります。
Western Electricに携わった人物
青年時代からオーディオアンプ製作を探求し、その熱意からついに現在のオーディオ界の祖といわれるWestern Electric関連の会社の一員となります。
そこで得たキャリアはその後の伊藤喜多男氏が作るオーディオアンプにおいての大きな土台になったと言われています。
また、同氏のシステムに使われるスピーカーはシーメンス(Klangfilm)のオイロダインを愛用していたことも有名です。
恐らくオイロダインユーザーの方で同氏を知らないという方はいないのではないでしょうか。
クレッセントシリーズ
伊藤喜多男氏が製作したアンプをはじめとした各オーディオ機器にはKAMIGEN.INC CRESCENTという表記がされています。
使用パーツは真空管ではWE,SIEMENSほか、トランスはtriad、タムラ、ラックスなど仕様によって様々です。
基本的に伊藤喜多男氏の手がけたモデルは市場にはほとんど出てきませんが比較的出物を見かけることがあって、人気モデルという点では真空管式コントロールアンプのRA1501-Aがその代表だと思います。
見た目は真っ黒のラックマウントタイプの筺体に中央にVUメーターを二基、周りにズラッと配置された黒いノブが置かれた古典的なコントロールアンプそのものです。内部、音質はまさに職人技で、多くのオーディオマニアをも唸らせる日本屈指の名機とされています。
ハイサウンドでも伊藤喜多男氏のオーディオ機器の買取実績は過去に数回ありますが
その中でも同モデルは買取と中古需要が最も高いお品物となっています。
伊藤喜多男氏の作品を売るなら当店へ
当店では上記のRA1501-Aをはじめ、パワーアンプ作品、製作途中のもの、伊藤喜多男氏に関連するアイテムは全て買取させて頂きます。
もちろん、ご紹介の中で出てきたオイロダインをはじめ、各種ヴィンテージモデルも高額にて買取受付中です。
お電話またはメールフォームにてご依頼をお待ちしております。