山本音響工芸さんの真空管アンプや非常に珍しいSZ-1をお売り頂きました。
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
6月に入りましたね~!1年の折り返し地点です。当店では、先週からウェブページや店舗の整備やら、買取業務以外にも何かとあたふたした日々が続いております。
今回も最近入荷した買取品のピックアップさせていただきます。
まずはこちら、山本音響工芸さんのAS-9のご売却ご依頼を頂きました。
スピーカーシステムに限らず、アンプなどにも木素材を取り入れた製品ランナップが特徴的な山本音響工芸さん。
ほとんどのモデルに桜材が使用されており、オーディオラックやウッドホーン、スピーカーシステムなど、各モデルは一目見ただけで加工技術の高さが感じ取れるます。
買取品のA-09は2004年ごろに発売された300Bのシングルステレオの真空管アンプで、当時、完成品とキットモデルが用意されていました。
画像の通り、シャーシやトランスカバーの両サイド、脚部といった至るところに木材が使われているのが見て取れますが、驚くことにトロイダルトランスの振動を抑える固定材にも木が使われている拘り抜かれた名品です。
今回ご売却頂いたA-09には復刻WE300Bが取り付けされておりましたので、こちらも別途買取の対象となりました。
マイクロ精機のフラッグシッププレーヤー、SZ-1をお譲り頂きました。
オーディオ全盛期時代を歩んできたオーディオファンの方であれば、国産のアナログプレーヤーの専門メーカー、マイクロ精機についてよくご存知だと思います。
1960年代後半にレコードプレーヤーの生産を開始し90年代後半ごろまでマニアを唸らせる高級機からビギナー向けの量産品まで幅広い機種を世に送り出し
アナログ最盛期の1980年初頭にはDD機ならTechnics、ベルト・糸ドライブ機ならMICROとうたわれるほどの名ブランドとなっていました。
当時の海外製高級ターンテーブルといえば、フローティング方式が主流となっていたのに対して、MICROのハイエンドモデルでは一貫して剛性を極限まで高め振動を寄せ付けないリジットタイプを手がけ、エアフロートベアリングやレコード吸着といった画期的な機構もいち早く取り入れるなど、ターンテーブル作りにおいての技術力は当時の業界では抜きん出ていました
時代の流れから、2000年ごろにはMICROブランドはフェードアウトとなってしまいましたが、現在でも多くのマニアやコレクターがいらっしゃいます。
マイクロ最大の名機といえばなんといっても8000系です。現在では初期型と2型共に大変なプレミア価値がついています。
買取品のSZ-1は初代8000の後継として開発されたモデルですが、あまりにコストのかかりすぎる作りから短期間で生産中止となった非常に希少価値の高いモデルです。
当店ではアナログプレーヤーの買取に力を入れておりますので、往年の高級機や名品の売却をご検討の際はぜひ一度、ハイサウンドまでお問い合わせください!