オリジナルのBITONE MAJORやSU-C7000などを買取りいたしました。
またまたページの更新が遅れてしまいました。
今月も多くの逸品がやってきておりますので、早速ピックアップしていきますよ!
先々週はオーディオシステムを総入れ替えをされるというお客様から、ステレオセット一式の買取りをさせていただきました。その中で一際目を引いたのが、メインスピーカーとして使用されていたVITAVOXのBITONE MAJORです。
VITAVOXのスピーカーといえばなんといってもCN-191の存在が大きいと思いますが、そのダウンサイズ版として発売されたBITONE MAJORも根強い人気を見せる名機です。
日本では1972年ごろに代理店を通して輸入されたオリジナル品のほかに、VITAVOXから正式なライセンスを受けた国産の箱を使用した二種類の個体が出回っていましたが、今回買取りさせていただいたBITONE MAJORはオーナー様が英国から直接個人輸入されたお品物でした!裏面を見てみるとシリアルの入った表記プレート付のオリジナルエンクロージャの証ですね。
元々は木目仕上げの外装ですが、買取依頼を頂いたオーナー様が塗り替えをされたそうです。
内部を確認してみるとネットワークはCN-458、ドライバーはS2ではなく強化版のCN353(S3)、ウーファーには38cmのCN351(AK-154)が取り付けされていました。初期物をベースにドライバーだけ手を加えたのかな?と思ったのですが、英国ではこの仕様のものが結構出回っているようですね。
最近はあまり使っていなかったということでしたが、現状でも気持ちよく鳴ってくれました!
その他にTechnics SU-C7000 Ver.4.0も買取させて頂きました。
商用電源のノイズによる音質劣化の対策として最近では一般的になった電源チューン。お手軽のチューンナップ製品から、オーディオ専用の電気を引くといった様々な方法がありますが、その究極ともいえるのがバッテリーを使った完全DC駆動です。
これをいち早く取り入れたオーディオ機器を発売したのはTechnicsで、エントリーからハイエンドまで豊富なラインナップを揃えていました。その内のSU-C7000はフラッグシップとして発売された高級機でその後、SU-C7000をベースにコンデンサーなどの内部パーツ類をさらに良質なものに交換されたアップグレードモデルとしてVer.4.0が発売されました。買取したお品物は残念ながらバッテリーの寿命でACでの使用しかできない状態でしたが、部品交換で問題なく動作するようになりました。
海外ではJEFFが古くから同様のプリを作り続けていますが、最近はサザーランドといった有名どころやガレージメーカーからも続々と新しい製品が出てきています。その流れからなのか、SU-C7000は最近になって中古需要が高まっています!
この他にも国産の名機オーディオが沢山やってきておりますが、これらは後日ピックアップさせて頂こうと思います!