本場のブリティッシュサウンド?LEAKのアンプについて

LEAKはかつてロンドンに存在したH.J.Leakが製造していたハイファイ製品の商標です。

クオリティの高いアンプ作りを得意としていましたが、ほかにもスピーカーやアナログ関係のオーディオ機器も数は少ないながら市場に送り出していたようです。

LEAKのヒストリー

1930年代に創業してからしばらくの間はPAや劇場用に設計した信頼性と高出力を兼ね備えたアンプを作り、納品を行っていました。

具体的にはDA30を使った45Wのパワーアンプなどを作っていたとされています。

この時期に作られたものは日本でも極わずかに現存している情報はありますが、当店では数年前に買取で一度だけお取扱させて頂いた以来、今では見かける機会もなくなってしまいました。

 

一般のオーディオ好きの間でLEAKの名が定着し始めたのは1950年の終わりごろになってからとされています。

1960年代が終わるころにオーナーが変わりましたが、次第に日本のオーディオ製品がイギリスに渡るようになりハイファイ市場の争奪が激化を理由にLEAKは姿を消したと消滅したといわれています。

日本では、メジャーというほどにはならないものの、「LEAKこそが本当のブリティッシュサウンドだ」と評価する人もいるほどの色濃いキャラクターを持っています。

また、本国では熱狂的ともいえるマニアが存在します。

その熱意ぶりというと強い愛着を持っているコレクターをはじめとした有志を集め、ステファン・スパイサー氏によってそれをまとめた専門書が作られたほどです。

LEAKの出来事やアンプの写真を交えた回路図、モデルごとを細かくまとめて解説がされているためユーザーにとって、バイブルといえる一冊となっています。

 

一般向けオーディオラインナップ

LEAKの名声に繋がった要因の一つにTL-12というモノラルパワーアンプの存在が大きく関係しています。

パワー管にはKT66を使ったモノラル構造で、TL-12の回路はその後のLEAKのアンプ作りの基礎にもなったほどのクオリティでした。

似た名でTL-12Plusというモデルもありますが、こちらは出力がEL84に変更されるなどかなり仕様が変わっています。

買取値という点ではTL-12のほうが高い状況です。

 

世界的なハイファイブームの真っ只中の1960年代には、一般向けのハイクオリティアンプの開発に注力しSTEREOシリーズを発表。

 

出力や方式に違いを持たせ多くのバリエーションを提供していました。真空管アンプ専業というイメージが強いLEAKですがSTEREOシリーズの30にはソリッドステートタイプのアンプも存在したようです。

 

現存数が少ないLEAKの買取状況

国内ではSTEREOシリーズがたまに買取でお目にかかる程度で、TL-12などはまず手に入れることが困難になっています。

基本どの年式のもの、動作がダメなものでも買取が可能です。

もちろんアンプだけでなく、LEAKのSANDWITCHシリーズといったスピーカー類も買取を行っておりますよ!

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