206AXAやガラードの401を買取り致しました。
お世話になっております。
今回は入荷した貴重なスピーカーシステムなどの買取紹介をさせて頂きます。
まず最初のオーディオ機器はこちら、Trusonicの206AXAを使った自作SPです。
キャビネットは612タイプを模しているようで、素材はすべて良質な米松で作られています。丁寧に仕上げられていて木目がとても綺麗です。
買取のご依頼を頂いたお客様は本機をBGM用として使用されていたとのことで、手軽に使えることを重視し下部にアンプを内臓させてモノラルで音楽を楽しまれていたそうです。
取り付けされていたアンプはScottのTYPE99Dという6L6プッシュプルの管球式プリメインです。
このモデルは本来、専用のウッドケースに収められていて背面から真空管が簡単に交換できるよう、斜めに差し込めるような構造になっており、それをうまく利用して自作されているので、万が一の故障にも簡単にメンテナンスができるようになっています。自作とは思えない高い完成度です。
使用機器はいずれもアメリカのビンテージオーディオの中でも非常に渋いセレクションですね。
Trusonicといえば1940年代から60年代にかけて、ウェスタンの流れを受けるハイファイスピーカーを専門に作っていたメーカーです。
ブランド力の強いジムランやアルテックと比べると、その陰に隠れがちですが知る人ぞ知る名機を数多く作り続けていました。
206AXAはその中でも代表格とされるユニットだと思います。15インチのコアキシャルスピーカーで中央に置かれたセルラホーンが特徴の一本です。
お次はこちらGarrardの401を買取でやってきました。
イギリスの老舗宝石商として有名なガラードが立ち上げたオーディオメーカーです。
現在はオーディオ部門のガラードはその姿を無くしてしまいましたが、かつて製造していたターンテーブルは今もビンテージマニアの間では憧れの的となっています。
ガラードの代表的なターンテーブルは3つあります。
一つ目は201というモデルで、独自で開発したモーターを使ったダイレクトドライブ方式が特徴となっています。
2つめは301。ガラードの製品の中でも一番人気のアイドラードライブのアナログプレーヤーですね。初期と後期によって仕様が違い買取り額も大きく変わってきます。現在の中古市場の出物はほとんどが後者となっています。初期物の中でもハンマートーンの外装に軸受けがグリスベアリングになっているものは、301の中でも更に希少価値が高くなっています。
そして最後に401です。301をベースに各部を強化し見た目も大きく変わったことで当時大ヒットとなった名機ですが、現在では301の影に隠れがちな印象です。音質が劣っているわけではなく、デザインの好みが大きな理由となっているようですね。買取額は最近は値上がり傾向にあり、およそ8万円ほどが相場となっております。
ハイサウンドではいずれのモデルも査定強化中となっておりますので、売却をご検討の際はぜひ一度お電話やメールにてお問い合わせください!