コントロールアンプの名機、#7kや4344Mを買取致しました。

ソウル・B・マランツがステレオ初期に作り上げたコントロールアンプの#7は、今や神格化されるほどのオーディオ界、屈指の名作となっています。今回はその#7のキットモデルを買取させて頂いたのでピックアップ致します。

マランツの#7

最新のオーディオにしかまったく興味がないという方でも、#7という名は一度はどこかで耳にしたことがあると思います。

#7のオリジナルが発売されたのは半世紀以上も前の話ですが、現在でも真空管アンプ時代を代表する名品として多くの愛好家が存在します。

当時のライバルモデルの中では群を抜く高音質を持ち、現代においてもまったく見劣りしないデザインは、後世のオーディオ機器に大きな影響を与えたことでも有名です。

#7は1965年に製造を中止していますが復活を望む声が多く集まり、これまでに何度も復刻がされています。真空管式をトランジスタ化した7tや自分で組み立てる7k、その他に二種類の正式なレプリカ品が存在しています。また、回路や使用パーツ、製作方法なども語りつくされ、情報も豊富なので自身で自作される方も多いようです。

復刻品はそれぞれオリジナルの音を受け継ぐ素晴らしい完成度となっており、中古品の需要もかなり高いです。オリジナルについては基本的にあらゆるレプリカモデルよりも高額で取引されています。その中でも初期ロットのものは特にプレミア扱いされるなど、作られた時期や程度によって相場に大きな差があるのが特徴です。

ちなみに今回の買取品は#7kですが、球はテレフンケン、コンデンサーや整流器などもオリジナルに近づけた仕様となっておりました。

本機は過去に何度か買取経験がございますが、すべて完成した状態の取り扱いで

未組み立ての出物というのはいまだ一度も見たことがありません。 それが出てくればまさにお宝といえるプレミア価値がつくでしょう!

その他、JBLの4344Mも買取り致しました。

4344M

オーディオ全盛期時代の象徴ともいえるモニタースピーカーの名機、4344をミニチュアサイズ化したユニークな一台です。鮮やかなブルーバッフルやMK2のユニットレイアウトをそのままにサイズをうまく抑えています。画像には取り付けされていませんが、ホーン部に音響レンズも装着できるようになっています。

現在はラインナップから外れてしまいましたが、日本のオーディオ事情では一番現実的なサイズということもあり、今もメインスピーカーとしてはもちろん4344をお持ちの方がサブシステムとして使用されている方が多いですね。

一時期流行を見せた往年の名機のミニチュア化ですが、最近は新製品の登場が見られないため、希少価値が高まりつつあります。

当店ではマニアックな一品から最新のハードまで幅広く買取を行っておりますので、お気軽にご利用ください!

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