ラージスピーカーの買取で高い値段が付く物と売れない物の差とは?
録音スタジオの花形ともいえる存在なのがラージ(メイン)モニターと呼ばれるおおきなスピーカーです。
一般的にはまず見かける機会の少ない物品ですが、大規模なルームを有するスタジオではミキシングコンソールが置かれた正面に左右に埋め込こまれた形で導入されています。
これは音作りの際に収録した音や演奏の音圧や臨場感を忠実に再現するため、このようなラージスピーカーが必要になってくるためです。
こういった専門性の高いシステムの査定は依頼先によって扱われ方がガラリと変わりますがハイサウンドでは同様の機器も積極的に買取を行っているため、何が売れるのかというテーマを交えてお知らせいたします。
多種多彩のラージスピーカー
こういった場で選ばれるスピーカーはその空間個々の音作りの方針に合わられています。
完全にオリジナルのものやウッドホーンと大型ウーファーを合わせた横置きタイプなど多種多彩です。
現在はメーカーの選択肢が増えたこともあり、GENELECなどの渡来品も目立つようになりました。
最近は音楽ジャンルやレコーディング技術の発達により、あえてラージではなくニアフィールドという小ぶりなスピーカーをメインとして使うルームも増えています。
かつてはホームオーディオでも馴染み深いNS-10Mが標準となっていましたが、最近はムジークやアダムなどのユーザーが増えているようです。
ラージモニタースピーカーの中古品は売れる?
このような商業向けのオーディオ機器は新品はとても高く、売りに出すとガクンと売り値を落としてしまうパターンがほとんどです。
このような事が起きる原因としては民間の欲求があるかないかが大きな鍵を握っています。
買取値段が高値を維持しているものはほぼ全て一般のオーディオユーザーからの欲求が強いもので、逆に下がりやすいものはあまりウケがよくないというのが理由です。
また、ラージになると金銭的な部分はなんとかなっても、それをオーディオルームに置ける環境を持ち合わせている方は少ないのも実情でしょう。
ですが、デカいものは全て買取不人気というわけではありません。
下記では売れやすいメーカーを一部まとめております。
・ウェストレイク
コンパクトなオーディオが主流の今でもウェストレイクのBBSM-15などに見られるダブルウーファーやタワーシステムは再販しやすい機器です。
商業向けのラインナップからスタートし、現在ではハイファイシリーズも用意されているため民間への認知も高いことから買取が不可となることはまずありません。
・レイオーディオ
純国産で今もオーダーで製造が続けられているスピーカーブランド。
かつてレコーディングの界隈では多くのスポットで標準となるほど導入数を誇っていました。
現在はオーディオマニア層からの支持を受け、買取はラージスピーカーの中でダントツの再販性を見せています。
・JBL
スタジオ向けでありながら日本の個人ユーザーの間で爆発的なヒットとなった43系。
一時期は買取値段がガクンと落ちてしまいましたが最近はまた盛り返し上限価格を更新中です。
・ジェネレック
ニアフィールドタイプについては安定の売買を見せていますが、ラージタイプになると一気に取扱が難しい印象を受けます。
・SONY
存在を知るマニア層には超レア物となっているソニーのレコーディング向けスピーカー。
ドライバーや特殊な形のウッドホーンだけでも買取価格の高い逸品となっています。
あらゆるラージスピーカーの査定もご相談ください
当店では商業向けのオーディオ機材もお取扱中です。スピーカーに限らずあわせてお使いになられていた物や上記のお品物は全て買取が可能です。
埋め込みで使っていたもので側面の板がないものなどでもお取扱実績あり。なんでもご相談ください。