ATCのSCM150やSCM50を買取しました。
こんにちは、ハイサウンドです!
前回に引き続いてモニタリングスピーカーの買取品をご紹介となります!
こちら、ATCの大型スピーカー、SCM150を買取させて頂きました。
ATCといえば、ユニット生産を目的として設立されたメーカーでしたが、やがて録音スタジオの要望によってエンクロージュア入りのスピーカーシステム作りを開始しました。伝統的なブリティッシュサウンドに囚われず、独自の音質を展開することで注目を集め、現在ではコンシューマー品も手がけるほどの人気を博し、現代オーディオを代表するブランドとなっています。
往年のイギリス製のスピーカーの多くは、小さい出力のアンプと併せて使用することを想定して作られていた物が多く、感度はいいものの大入力には対応しきれないため、特定の音量に限った再生を得意とするモデルがほとんどでした。
対してATCのモデルはいずれも低能率で、大パワーアンプを使い大音量で鳴らすことで本領を発揮するという、英国製のSPではあまり見られない仕様が特長となっています。SCMシリーズはその生い立ちがゆえに、見た目が非常に無骨ですが、鳴りはしなやかな物が多く、クラシック音楽のファンから絶大な支持を誇ります。
買取品のSCM150はATCの売りでもある超強力な磁気回路と頑丈なエンクロージャの採用はもとより、38cmウーファーを搭載しているという点が最大の特長となっています。当時のコンシューマー機としてはトップモデルで、現在も高級ツキ板をまとった後継機が発売されています。気になるサウンドはというと、非常に肉厚でエネルギーに満ちた再生が魅力となっています。
ちなみに、買取品の状態は全体的に良好でしたが、残念ながらサランネットのフレームが割れていました。
使用や経年による劣化や、ある程度のキズがあっても査定額に特に影響はないのですが、こういった破損はどうしても買取値は減額の対象となってしまいます。
ハイサウンドでは無料前見積もりの段階で、”お約束買取値”をお知らせしているのですが、事前に確認した状態と現物の物に大きな相違(具体的には致命的な損傷や動作不良)がある場合は、どうしても再見積もりの対象となってしまいますので、ご了承のほどよろしくお願いします。
買取のお知らせに戻りまして、偶然にも同じタイミングで別のお客様からSCM50も買取させて頂きました。
ATCのオーディオ機器は基本的に出物が少ないので、ほとんど入荷のない年もあったりするのですが、たまにこういったように買取のタイミングが重なることがあるんですよね。
画像にはありませんが、専用のスピーカースタンドも付属しておりました。同社の3ウェイ機の中では最もスリムで扱いやすそうな印象を受けますが、実際は何が詰まっているんだろうってぐらい重いので、ビックリします。
その他にもガウスオプトニカなど希少品をお譲り頂きましたので、後日紹介させていただきます!
貴重なビンテージから超高級品まで種類を問わず、オーディオの高額買取なら、ハイサウンドにお任せください。詳しくはトップページをご覧ください。